ピアノ・ノート [読書]
サイードをして「音楽について物を書く人間で、
ローゼンのような才能をもつ者は他にいない」と
言わしめたのもむべなるかな。
ピアノについて知りたい、音楽について知りたいということ以上に
読むことが楽しめる本です。
ちなみに作者チャールズ・ローゼンはピアニストであり、
大学教授でもあり、音楽理論書の著者でもあるそうです。
ピアニストに向く手があるのかないのか、
なんでグレン・グールドはあんな座り方なのか、
読書をしながらピアノの練習をするのを勧めるのはなぜか・・・。
ピアニストでないと書けないし、
同時にそれを面白く書けるのは、
この作者しかいないのかもしれません。
副題には「演奏家と聴き手のために」と書かれていますが、
どちらにも当てはまらない人にもお勧めです。
もちろん、どちらかに当てはまっていたほうが、
ずっと楽しめると思いますが。
ただ、訳文がもう少しこなれていたら・・・という部分がいくつか
あったのが残念でした。
こんにちは。
この本、凄く引かれました。欲しいです。
変わり者(私)の琴線に触れたようです(笑)
by Bacchus (2010-05-03 09:13)
こんにちは。
特段変わった本ではないので、
お気に召すかどうか不安ですw
でも刺激的な文章ですよ。
by chicory (2010-05-04 01:07)