英語の発音は難儀です [読書]
単行本が出版されたのはだいぶ前ですが、
今回はじめて読みました。
英会話学校は役に立たないとか、
聞ければ(リスニングできれば)話せる(スピーキングもできる)とか、
いちいち日本語に翻訳しようとするなととかは、正論だと思います。
反対にいえば、目新しくもないか?
面白かったのはリスニングのところ。
破裂音の子音(p、d、tなど)が語尾にくると消音化するとか、
子音+母音でリエゾンするとか。
たぶん英語学では常識なんでしょうが、
あまり言及されないような気がします。
少なくとも学校では教えられませんでした。
さらにt や d が母音に挟まれると、r に聞こえる。
これはフラップと呼ばれている現象だそうです。
better が ベラー、letter が レラー、
grader が グレイラー、beautiful が ビューリホなどなど。
さらに
what a が ワラ、 get out が ゲラウ put it on が プリッローン(タイ料理か?)
そういえばそうですよ。
アメリカ英語ってこんな発音ですよね。
この現象に名前がついている(フラップ)からには、
有名なんでしょうが、こういうの、もう少し教えてくれてもいいと思います。
「正式な」発音じゃないにしても、
聞き取るときには有用ですから。
最後に
「外国語の学習は簡単でない。習得するのに時間もかかる。しかし同時に大変楽しいものだ。
進歩が実感できるからである」
と書かれています。
その通り。
この年にして、進歩が感じられることって意外にないんです。
語学は楽しいものです(苦労、多いけど)。
タグ:英語
2008-05-04 02:30
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