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スパイものの名作 [読書]


寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174)

寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174)

  • 作者: ジョン・ル・カレ
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 1978/05
  • メディア: 文庫


ちょっとバタバタしてブログをさぼってしまいました。
さて!
忙しいとき、体調の悪いとき(別に今回は元気ですが)は推理小説に
なんとなく手が伸びる私。
今回はエスピオナージュの名作と知ってはいたけど、
読んだことがなかったル・カレの出世作「寒い国から帰ってきたスパイ」を。

なんと63年の作ですから、うーん何年前だ?45年? ほぼ半世紀前。
西と東の冷戦構造、鉄のカーテン真っ只中の作品です。
西ドイツ、東ドイツ、ソ連、ベルリンの壁という言葉ももはや懐かしい。
しかしこういう設定の古さはあっても、
リアリティと苦みのある読みごたえはなかなか。

作者は007などの荒唐無稽なスパイ小説にあきあきしていたらしいです。
確かに007のような完全無欠なヒーローが出てくる一種のファンタジーのような
スパイ小説が主流のところに、この小説があらわれたら、それは衝撃だったでしょう。
さすが60年代。

お笑い小説も好きですが、エスピオナージュも面白いと再確認しました。

※※※※※※
ブログの主題になっている簡単英語の本は、
現在、ナルニア国物語を読書中。
これ、おもしろいです。
でも、実はレベルが高い=意外に難しい本だったらしい・・・。
読み切れるのか??
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コメント 4

はるちー

この本、おもしろそうですね!
鉄のカーテン、懐かしい~(笑)。
私の年なら、なんとかストーリーについていけそうです。
苦みのある小説、私も好きです。
by はるちー (2008-06-11 01:47) 

chicory

懐かしい設定、てんこもりですよ。
さすがに私の生まれる前の小説ではありますが、
ベトナム戦争終結のニュースをリアルタイムで見て覚えている私としては、
鮮やかによみがえる思い出って感じでした(笑)。
by chicory (2008-06-11 09:29) 

ミホ

恥ずかしながら“エスピオナージュ”という言葉をはじめて知りました。
わたしもスパイものは大好きです。それにしても、ホントにすごい読書量ですねぇ。尊敬してしまいます。
ナルニア物語は難しいんですね。わたしはハリーポッターも読めませんでした。なんだか、魔法の言葉が難しくて・・・(笑)。
by ミホ (2008-06-11 11:55) 

chicory

ほかにフォーサイスをちょっと読んだことがあるくらいで、
あまりなじみのない分野だったんですが、面白いんですねー。
ナルニアはたぶん、子供向けの中では難しめということなんだと思います。
ハリー・ポッターや指輪物語と同じくらいの位置づけらしいですが、
ハリーは長いですよね。家ではドアストッパーになってます(笑)。
by chicory (2008-06-11 12:14) 

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