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古本的 [読書]

最近、ちょっと忙しいこともあって英語本を読む時間が減っています。
忙しくても日本語の本は、ちゃっちゃと読めて、
ついつい手が伸びます。だって日本語なんだもの。



古本的

古本的

  • 作者: 坪内 祐三
  • 出版社/メーカー: 毎日新聞社
  • 発売日: 2005/05
  • メディア: 単行本



2年前に刊行されたときにすぐに買ったんですが、
なぜか積読コーナーに入ってしまった本。
あとがきにもあるように、これが坪内さん初の古本に関する本なんですね。
意外ですが。
発売される少し前から、そして今も、ちょっとした古本ブームが続いています。

私も神保町に行ったときなど、
ちょいちょい古書店をのぞきますが、
いやはや、私のような素人は完全に浮いちゃってます。
坪内さんの本を読むと、古本愛好家になるには、
私には文学知識が決定的に欠落しているのがよくわかりますw。
この本で取り上げられている
結城禮一郎とか岡本唐貴とか間宮茂輔とか戸川残花とか斉藤十一とか
知らないもんなぁ。
しかも文壇のちまちましいつながりや風俗など、ほんとにこの人は、
マニアックによくご存じです。

この本は、前半は古本についての連載をまとめたもの。
後半は、坪内さんには珍しく(本人も好きでないと言っている)
ミステリについての連載をまとめたもの。

しかし、読んでいると不思議に、取り上げられる本を読みたくなってくるのは、
やっぱりこの人の「芸」なんでしょうか。
私は、広津和郎と田中小実昌は読んでみようかと思いました。
・・・・・あれ、二人とも大メジャーだ。あらら。

坪内さんの本は、いつも装丁がいいですが、
この本はちょっとうるさかったかな?
タグ:坪内祐三
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コメント 3

はちゃぷ

のんびりとした時間の中で、古本漁りができたらどんなにか楽しいでしょうね。
紹介されている本を読みたくなって・・・という感じとてもよくわかります。でも、実際に自分で手にしてみるととても読めなかった・・・という悲しい経験も多々あったり。
でも、坪内さんおすすめ(?)のミステリ気になります。
by はちゃぷ (2008-07-07 13:34) 

chicory

☆はちゃぷさん、こんにちは。
坪内さん、さすがミステリ嫌いだけあって、紹介している本があんまり面白そうじゃないんですよ。でも裏面史には詳しくて、都筑道夫や植草甚一がどうしたとかいう話は詳しかったです。
古本の世界は、はまると大変そうなので、たまにのぞく程度の一見のお客さんでいようと思います。
by chicory (2008-07-07 23:19) 

chicory

☆snoritaさん、nice、ありがとうございます。
by chicory (2008-07-08 00:59) 

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