大阪弁ちゃらんぽらん [読書]
またしても、おせいさん、田辺聖子です。
ここ数年、精神安定剤のようにして愛読してるのは
我ながらどういうわけか、わかりませんが、
こんな「親しみを感じる」作家がいるというのはよいものです。
この本で取り上げられている大阪弁は、
「ああしんど」
「あかん」と「わや」
「あほ」と「すかたん」
「えげつない」
「チョネチョネ」
「けったいな」
「こまんじゃこ」
「あんばい」
「ややこしい」
「しんきくさい」
「いちびる」
「ねちこい」
「あんだらめ」
「あもつき」
「あかめつる」
「ぼろくち」
「ウダウダ」
「タコツル」
「サン」と「ハン」
「てんか」
壮観です。
見事に豊かな言葉の世界。
田辺聖子の小説には大阪弁を話す人たちがよく登場しますが、
そうでないと表現できない、選びようのないものなんだろうと思います。
そこを標準語にしてしまうと、登場人物たちは死んでしまうじゃなかろうか。
大阪弁というのは、全体に柔らかで婉曲的で優しい言葉ですが、
悪口雑言や尾籠な言葉も幅広い。
田辺さんが言うには、罵詈讒謗(すげー画数。目ぇがつぶれるようです)は
「ド」を名詞の頭にくっつけると、手っとり早く、
ドあほ、ド畜生、ド餓鬼、ドタマ(頭のあが落ちている)、ドスケベ・・・
なかにはド阪神(いいところまでいったのに、後半めためたと崩れる試合を見て
阪神ファンがののしる言葉)という用例もあるらしいです。
反対に接尾語には
「くさる」「さらす」「けつかる」「こます」があり、
「何さらすねん」「何ぬかしてけつかる」というように使うそうです。
さらに暴力が用いられるようになると
「どつく」「どやす」「しばく」「はつる」ことになります。
大阪に限らず、方言は駆逐されていく運命にあるようで、
標準語一色になっていくのもちょっとさびしいもんです。
ここ数年、精神安定剤のようにして愛読してるのは
我ながらどういうわけか、わかりませんが、
こんな「親しみを感じる」作家がいるというのはよいものです。
この本で取り上げられている大阪弁は、
「ああしんど」
「あかん」と「わや」
「あほ」と「すかたん」
「えげつない」
「チョネチョネ」
「けったいな」
「こまんじゃこ」
「あんばい」
「ややこしい」
「しんきくさい」
「いちびる」
「ねちこい」
「あんだらめ」
「あもつき」
「あかめつる」
「ぼろくち」
「ウダウダ」
「タコツル」
「サン」と「ハン」
「てんか」
壮観です。
見事に豊かな言葉の世界。
田辺聖子の小説には大阪弁を話す人たちがよく登場しますが、
そうでないと表現できない、選びようのないものなんだろうと思います。
そこを標準語にしてしまうと、登場人物たちは死んでしまうじゃなかろうか。
大阪弁というのは、全体に柔らかで婉曲的で優しい言葉ですが、
悪口雑言や尾籠な言葉も幅広い。
田辺さんが言うには、罵詈讒謗(すげー画数。目ぇがつぶれるようです)は
「ド」を名詞の頭にくっつけると、手っとり早く、
ドあほ、ド畜生、ド餓鬼、ドタマ(頭のあが落ちている)、ドスケベ・・・
なかにはド阪神(いいところまでいったのに、後半めためたと崩れる試合を見て
阪神ファンがののしる言葉)という用例もあるらしいです。
反対に接尾語には
「くさる」「さらす」「けつかる」「こます」があり、
「何さらすねん」「何ぬかしてけつかる」というように使うそうです。
さらに暴力が用いられるようになると
「どつく」「どやす」「しばく」「はつる」ことになります。
大阪に限らず、方言は駆逐されていく運命にあるようで、
標準語一色になっていくのもちょっとさびしいもんです。
私も関西人(大阪出身の兵庫県民)ですが・・・
んー、半分くらいは聞いたことない言葉かも、です(^^;
大阪は大阪でも地域によってかなり違うし、ちょっと驚きがありました!
by tubasa (2010-06-19 04:11)
この本の中でも兵庫に越してからは、言葉が通じないと書いていたので、関西弁県内でも地域差はあるんでしょうね。それと年代に寄る差も大きそう。私の友人(大阪出身・私と同年代)は、あもつき以外は知っていました。やっぱり友人も中年なものでまだ古い言葉も知ってるんでしょうかねー。
by chicory (2010-06-19 08:59)