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「三銃士」ってエンタメ文学の王様かも [読書]


ダルタニャン物語〈第1巻〉友を選ばば三銃士

ダルタニャン物語〈第1巻〉友を選ばば三銃士

  • 作者: A. デュマ
  • 出版社/メーカー: ブッキング
  • 発売日: 2001/04
  • メディア: 単行本



ダルタニャン物語〈第2巻〉妖婦ミレディーの秘密

ダルタニャン物語〈第2巻〉妖婦ミレディーの秘密

  • 作者: A. デュマ
  • 出版社/メーカー: ブッキング
  • 発売日: 2001/04
  • メディア: 単行本


先日、簡単フランス語で「三銃士」を読んだのをきっかけに
http://englishreading.blog.so-net.ne.jp/2009-09-25-1
日本語でダルタニャン物語を再読してしまいました。

読んだのは、上記2冊。
ダルタニャン物語はこの後まだまだ続くんですが、
世間でいわゆる「三銃士」と呼ばれているのは、この2冊のお話です。

ほんとは、2冊全部を読むつもりではなくて、
ちょっと確認しようかなというくらいだったんですが、
なんかついつい読んじゃったんですよねー。
再読して思いましたが、男爵が途中で公爵になったり、
あのときのあれはどうなっちゃたのとか、
ものすごーいご都合主義だったりするんですが、
強力に読ませる力というか、次はどうなるんだろうとそそらせる力が強いですね。
エンタメ文学の王道です。

舞台はルイ13世時代のフランス。
でも、あちこちにパリの住所が出てくるのでパリの地図片手に
読むのも楽しかったです。
三銃士とダルタニャンは、すごい近所に住んでいて、
しかも今やお買いもののメッカとなっているサンジェルマンデプレ界隈。
「アトスの家の近くでブランダード食べたぞ」とか
「アラミスの家の向かいの通りのバッグ屋がいいんだよなー」とか
現実とむりやり交錯させたりして。
ちなみに三銃士随一の美男子、アラミスのおうちはこちら。
ヴォージラール通り25番地だそうです。



話変わって、NHKで三谷幸喜脚色の「新・三銃士」始まってますね。
教育テレビで午後6時からって、普通の人はすごく見づらい時間帯。
まー、子供向けだからしょうがないのかなー。
初回、見ましたが、人形もけっこうかっこよく、背景も美麗でございました。
主人公のダルタニャンが、原作に比べると、純朴かつ素直な感じだったけど、
恋人がありながら、悪女ミレディーと浮気する(しかもそのためにミレディーの
下女をたぶらかすというやんちゃぶり)ところなんかはどうするのかなぁ。
やっぱやらないかなぁ、教育テレビだし。
脚色はどしどしやっちゃっていいと思うんですが、
ダルタニャンと三銃士の出会いともなる、
あれよあれよというまに三銃士全員と決闘する羽目になる
シークエンスは面白いので、そのままやってほしいなぁ。
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コメント 10

castanha

読んでますな~本!
再読とはいえ、読むの早いんだろうな。
そして、地図の貼り付け・・・chicoryさん、全然機械に弱くないと思いますよ~。
私なんか、そんなことトライしたら、軽く具合悪くなるかも(^_^;)
by castanha (2009-10-13 22:16) 

どらっち

人形劇、見たいですね〜。三谷さんの脚本だし(^^)
さらっとおさらいで、しっかり読んじゃうなんて♪さすがです♪
by どらっち (2009-10-14 08:29) 

chicory

★castanhaさん、こんにちは。
はーい。本は読むけど、簡単な本オンリーで。
難しい本読むと途端に眠くなります。
いえいえ、やっぱ女として機械は苦手ということにしておいてください(爆)。
運がいいと(・・・おい)使えるんですけど、理屈はさっぱりわかりましぇん。

★どらっちさん、こんにちは。
けっこう面白かったですよー。
人形劇って、すごく製作費がかかるって聞いたことあるんですが、
大丈夫なんですかねー。いいものつくるって大変なんでしょうねー。
by chicory (2009-10-14 09:58) 

TaekoLovesParis

三銃士は「少年少女世界の文学」で、読んだだけです。
ルイ13世の時代だったんですか。リュクサンブール公園のそばの通りに
アラミスは住んでいたんですね。地図をつけてくださったのでわかりました。
ブランダード、ビストロ料理だけど、これも昔からあったんですね。
by TaekoLovesParis (2009-10-14 23:09) 

てんとうむし

三銃士は新聞の連載小説だったので、ジェットコースター的に飽きさせないんですよね~^^
中学時代の愛読書で全巻制覇したので懐かしく拝読いたしました♪
この後の鉄火面のエピソードや、ルイ14世とアトスの三角関係なども読みどころなんですよ。
by てんとうむし (2009-10-14 23:43) 

chicory

★TaekoLovesParisさん、こんにちは。
パリでブランダードを食べたのは現代の私ですが、
当時はどうでしょうねぇ? パリは19世紀末に大改造をしてますが、
古い通りもかなり残っているのでこんな楽しみももできます。
東京ではちょっと無理ですよね。

★てんとうむしさん、こんにちは。
ダルタニャン物語の後半は新聞連載の弊害もあり、冗長でしたね。私も鈴木力衛訳の講談社文庫を中学生のころに全巻読みましたが、子ども心にわくわくしました。エンタメ小説は年をとってもあまり読み方が変わりませんね。
鉄仮面、アラミスの悪賢さが面白いですよね。ルイ14世と三角関係になってしまうのは、アトスの息子のラウルじゃないでしょうかねー。
by chicory (2009-10-15 09:52) 

かものはし

私もチラッと観ました、『新・三銃士』。
とんがった鼻がなんか可愛かったです。
私が初めて観た「三銃士」は『アニメ三銃士』だったような気が
するのですが、この主題歌って『夢冒険』だったんですね。
そうだったかな???でも、記憶のなかの三銃士は犬・・・。
これは一体、何の記憶なんでしょう・・・。???
(調べたら、『ワンワン三銃士』という作品だと分かりました。)
by かものはし (2009-10-15 13:02) 

chicory

アニメはさっぱりわからないのですが、三銃士が
犬になってたアニメはうすーく記憶があるような、ないような。
しかし、なんで犬なんでしょうね。
「新・三銃士」、昨日はじめて見ましたが、けっこう原作を大胆に
脚色してるようですね。ダルタニャンのお父さんが「ダルタニャン」と
呼んでましたが、ダルタニャンって苗字だと思うんですよね。
なんか変です。。。。
by chicory (2009-10-15 23:52) 

うさ

>ちょっと確認しようかなというくらいだったんですが、
>なんかついつい読んじゃった
こういうのって、本当に面白いから進んじゃうんですよね^^
私もテレビの「新・三銃士」、夫がビデオに録っていてつき合って見ました。最初は興味もなく見るつもりはなかったんですけれど、結局しっかり2本見ちゃいました(笑)。
by うさ (2009-10-18 22:53) 

chicory

人形劇の「新・三銃士」、ちゃんと作ってるし、面白いですよね。
お金も時間もたっぷりかかりそう。でも、脚色にちょっと疑問がありますが(いかん、つい一言いいたい性格が!)。
原作は、なんか漫画を読む感覚に近いです。
読み始めるとやめられないんですよねー。
by chicory (2009-10-19 10:53) 

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